ちくま日本文学全集 047 川端康成

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  • 筑摩書房 (1993年1月1日発売)
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本棚登録 : 40
感想 : 8
4

多分、「伊豆の踊子」とか読んだのは、高校時代です。
このぼかしてあるところって、エッチな意味なのかなぁ……。いやいや、文学なんだから、そんなことはないのか……。とか悩みながら読んだ記憶が。

で、この本には、その「伊豆の踊子」は載っていないのですが、これを読んで確信しました。多分、あのときわたしが妄想したことと、川端 康成は同じことを想像していたに違いないと。

え~と、何というか、年老いて、なお妄想力のたくましい人というのは、あきれるけどすごいということか。宮崎 駿もそうだけど。
「山の音」なんて、息子の嫁にひたすらエッチの妄想をかき立てられるというだけのお話です。そして、なにも起こらないところが、文学なのか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年4月22日
読了日 : 2013年4月6日
本棚登録日 : 2013年4月22日

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