脂肪と言う名の服を着て-完全版 (文春文庫)

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本棚登録 : 403
レビュー : 54
著者 :
rio-purpleさん  未設定  読み終わった 

主人公はストレスでドカ食いするタイプのデブ。
なぜかエリートイケメンな彼氏がいる。
うらやま。
と思いきや、実は彼氏は女性恐怖症。
だからもてない女が好きっていう。
納得。

これだけなら二人とも幸せそうで良かったね、で終わる。

でも彼氏が主人公の同僚@肉食系と浮気。
そのせいで二人で完結してた輪っかが外れて、主人公がはじき出される。
結局、主人公は拒食&過食で入院。

そんな摂食障害の話だけど、私には主人公が不幸になったとはあまり思えないのだ。
だってスタート地点が既に割と不幸だったから。

決して摂食障害を軽視している訳ではない。
元々ギリギリのバランスで生きていた主人公にとってダイエットは解放で、自立で、ほぼ初めての自己表現だったんじゃないか。
その一歩が踏み出せたことは、ある意味幸せなことのように思う。

名前のつかない不幸から、病名を持つ不幸へ。

それが限りなく最低に近い方向への一歩だったとしても。



ちなみに私はなぜか主人公よりもエリートイケメンに共感しながら読みました。
エリートでイケメンだと、共依存の相手を失ってもある程度幸せに生きていけるんでしょうか。
興味深いです。
そして羨ましいです。

レビュー投稿日
2011年9月2日
読了日
2011年5月27日
本棚登録日
2011年9月2日
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