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- / ISBN・EAN: 9784861231902
感想・レビュー・書評
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本を閉じた瞬間に「これは良い物を見た」と口を突いて出たよ。
一応ぼういずらぶの括りに入る作品なんだろけど、スキスキアイシテル!も肉欲の類も画面には殆ど現れない、雰囲気からお察し下さい系なんだけど、とても上手く話が組み立てられていて面白い。
作画が繊細で丁寧なのも好感触。
他の作品も読みたいなぁ。
しかし何かこの話に流れる空気とかテンポとか、凄く馴染みが有るんだよなぁ…。古き良き時代の少女漫画とか…カーラせんせとか…あの辺りの匂いがする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ファンタジーな短編集
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BLに分類しちゃうとちょっと違うような…。でもこれが男女だと陳腐なものになってしまいそう。表題とか、前半の短編はちょっとファンタジー過ぎて好みではなかったのだけど、後半の短編は現実世界の不思議な話、って言う感じでとても好き。灯台の文通の話、霊感をうつされた話、僻地にきたサーカスの話。文才がないのでうまい感想は書けませんが、面白かったです
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エロ要素で評価が変わってしまうのは、御腐れ様の完全体系ですよね。
私、足りなくなってるかも知れない・・・
絵はとても好きで、少しSFファンタジー的な設定で設定も好きなんだけど。
物足りなくて。。。
ちなみに創作すると植物が育つとか、良い。
私もあんな体質になりたい(笑)
受精して、新たなモノを生み出すんだ。
でも、こんなエロが無いとモノ足りない女の作る植物はラフレシアとかのおどろおどろしい世界になってしまうのだろうな。。。 -
魔法のようなちょっと不思議な世界の短編集。
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装丁:Y
収録作:
「ロマンスの箱庭」
「先生の植物学」
「うつしがみ」
「光達距離」
「魔術のあとさき 前・後編」 -
どれも寸止め感があってBLとしてはじれったいのですが世界観がすごく素敵です。
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BLと言うよりは雑誌『June』の初期の頃の雰囲気に似ている。
恋情と言うには余りにも淡い関係の短篇集。
鳩山郁子や長野まゆみ、岡野史佳の作風に純文学のエッセンスを
垂らし、ファンタジーで混ぜ込むとこんな感じになるのでは無いだろうか。
ボーイズラブで無く、淡い男子同士の感情とちょっと不思議なお話を
読みたい方にお勧め。
短編が全て読み切り形式だったのが残念である。
連作で描いて貰えたら世界観をより楽しめただろう。
やや古風な絵柄が作風によく合っていると思う。
特にカラーは色合いが優しく美しく、表紙を見ていて溜息が出る。 -
コミックスは滅多に積むことがないのに、今まで読むのを後回しにしていたのは、その頃に読みたかったBLにもれなく入っているエロの部分を描かない作家さんなんだろう、と表題作を読んだ時点で判断してしまったからだろう。どの作品も「ここじゃないどこか」的な描かれ方をしており、その現実とは別次元にある様な雰囲気を楽しめるかどうかは個人の好みだろう。今読んで、美麗で繊細な絵につきものの、年齢差を描き分けられないと言う未熟さが皆無で、どの短編も「続きが読みたい」と思ってしまえるほどだった。特に表題作は始まったとも言えない様な所で終わってしまっているので勿体ない。どこかで続きが書かれないものか。瓶の中に世界を作る作品と言う架空の芸術も美しく、その過程をもう少し詳しく描いて欲しいと思った。綺麗なだけでなく、どこかに残酷さとか怖さが含まれていて、どちらかと言うと現代的なBL作家の構成と言うより、私が若い時に読んでいた漫画家の系譜を感じる。
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ちょっとファンタジーなBL。オムニバスなので1つの作品が短い。どの作品も「続きが…!」ってなります。続きが読みたくなるくらい良い短編。作画もすごく繊細で綺麗。