この本の趣旨は「ウィトゲンシュタインとオースティンという20世紀のヨーロッパを代表する二人の大哲学者そしてナーガールジュナという古代インドの巨人の肩に乗って、般若心経を読み解こうとする試み」とのこと。
一見、非常に難解な展開が予想されるのだが、かなり平易に論旨は展開されていく。結論もシンプルだ。
ただ、読後感としては物足りない。余りに簡潔にまとまり過ぎているから。般若心経の論旨が簡潔なのだといえばそれまでではあるが。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
思想
- 感想投稿日 : 2015年11月15日
- 読了日 : 2015年11月14日
- 本棚登録日 : 2015年11月15日
みんなの感想をみる