理性の限界内の「般若心経」: ウィトゲンシュタインの視点から

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  • 春秋社 (2007年1月1日発売)
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感想 : 1
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この本の趣旨は「ウィトゲンシュタインとオースティンという20世紀のヨーロッパを代表する二人の大哲学者そしてナーガールジュナという古代インドの巨人の肩に乗って、般若心経を読み解こうとする試み」とのこと。
一見、非常に難解な展開が予想されるのだが、かなり平易に論旨は展開されていく。結論もシンプルだ。
ただ、読後感としては物足りない。余りに簡潔にまとまり過ぎているから。般若心経の論旨が簡潔なのだといえばそれまでではあるが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 思想
感想投稿日 : 2015年11月15日
読了日 : 2015年11月14日
本棚登録日 : 2015年11月15日

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