大内氏は、室町時代に興盛を極めた。
本書は大内義弘と足利義満との微妙な関係を描いている。
足利義満といえば、足利幕府の繁栄を築いた人物として知られているが、最初から権力を掌握していたわけではなく、徐々に礎を築いていったことが本書を読むとよくわかる。その過程で、力を持つ大内氏には過分な恩賞を与えるなどして、足利政権の基盤固めのために利用する。そして、権力が磐石なものとなると排斥に走る。
いつの時代も権力ってそんなものだ。
所詮、外様って利用されるだけ利用されて後は切り捨てられるんだよな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2013年3月16日
- 読了日 : 2013年3月10日
- 本棚登録日 : 2013年3月10日
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