ADHD大国アメリカつくられた流行病

  • 誠信書房 (2022年2月19日発売)
本で見る
4.00
  • (3)
  • (0)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 95
感想 : 9
3

アメリカではADHAの治療薬が容易に処方されるてめ,覚せい剤として若者に乱用されている という話.製薬会社と医師が金儲けのために裏でつながっている ということと 中毒になった子供たちの具体的な例を 1980年ごろより時系列で語られている.時系列に書き進められているが,具体的な年月がほとんど省かれて書かれていない点で,非常にわかりにくいのが大きな欠点.翻訳は,専門書の翻訳としては及第だが,ジャーナリストの書いた本の翻訳としては,落第.正確に意味は伝わるが,かなり引っかかってしまう日本語.日本語なので斜めによみとばしてゆけるので翻訳があることは
有難いことだが,非専門の読者は読みすすむのに苦労すると思う.NYTの記事は読んだことがないが,それを読むだけで,およそ著者の暴いた事実はわかるように思う.

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2022年5月1日
読了日 : 2022年5月1日
本棚登録日 : 2022年4月29日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする