アメリカではADHAの治療薬が容易に処方されるてめ,覚せい剤として若者に乱用されている という話.製薬会社と医師が金儲けのために裏でつながっている ということと 中毒になった子供たちの具体的な例を 1980年ごろより時系列で語られている.時系列に書き進められているが,具体的な年月がほとんど省かれて書かれていない点で,非常にわかりにくいのが大きな欠点.翻訳は,専門書の翻訳としては及第だが,ジャーナリストの書いた本の翻訳としては,落第.正確に意味は伝わるが,かなり引っかかってしまう日本語.日本語なので斜めによみとばしてゆけるので翻訳があることは
有難いことだが,非専門の読者は読みすすむのに苦労すると思う.NYTの記事は読んだことがないが,それを読むだけで,およそ著者の暴いた事実はわかるように思う.
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2022年5月1日
- 読了日 : 2022年5月1日
- 本棚登録日 : 2022年4月29日
みんなの感想をみる