アフガン、東ティモールにおける和平調停、平和執行に関する過去の反省、今後の有効な方法の提案が書かれます。様々な立場を調整する必要があり、和解に導くためにどの組織がどの役割を担うのが適切であるかを様々な選択肢から決定せねばならないことが分かる。(新書であることから個々の組織の詳細は各々で調べよう)。現状と提案の箇所については今すぐ読むべき本かもしれない。
多国籍軍は欧米中心であるため、アジアやアフリカで平和執行に関与した場合と、欧州の一員の意識があるコソボで執行した場合とで(植民地主義の復活か?という意識の有無で)民衆の抵抗感の違いがあるだろうと指摘がある。私は後者のケース(そういう意識が起こらない)を想像したことがなかった。
読書状況:未設定
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2009年9月21日
- 本棚登録日 : 2009年9月21日
みんなの感想をみる