東京青年 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店 (2002年4月25日発売)
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感想 : 3
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裕福な家庭、独居、家族やその知人との信頼関係(不動産の借り手を提案したり管理を任されたり)、英語に堪能で頭脳明晰な青年のお話。思ったことは口に出し実行する主人公だがけして感情的にならない。状況に実感は湧かないとしても、その世界の中だけで物語られるので楽しく読める。片岡義男の明瞭な文体は風通しがよい。
 その風通しのよさを求めて、文庫で平積みになっていた頃購入したものを盆休みに読む。5年以上たっている。10代であれば高三の頃に買った文庫を勤務し始めてから読むくらいの時間差だ。私はすでにサチりかけているので5年たっても差が無いが。自分が若かった時代よりも旧い時代に設定された青年の話を読むのは、若い頃の元気を思い出すきっかけになる。(懐古するほどの歴史があるわけでもないけれども)。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: フィクション
感想投稿日 : 2009年8月17日
本棚登録日 : 2009年8月17日

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