今更感はあるが、読めば読むほど暗澹とした気持になる。
100%真に受ける訳ではないにせよ、外務省をはじめとする官公庁の腐りきった体質は良く描かれている。
そして政権交代が起こった今も結局何も変わっていないという悲しい現実を目の当たりにすると更に絶望的な気持ちでいっぱいになる。
だがそれ以上に、公務員ではないにせよ、自分がそういう腐った輩になっていないか、また自分の属する組織が同様に病んでいないか、ということに常に思いを巡らせなければならない、という点が一番大切なのかもしれない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
政治
- 感想投稿日 : 2011年9月8日
- 読了日 : 2011年9月8日
- 本棚登録日 : 2011年8月13日
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