ガリバー旅行記

  • 2012年9月13日発売
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本棚登録 : 203
感想 : 28
5

小人国、大人国、飛島、馬の国と順を追って読み最後には呆然とする。
随分旅好きな無謀な人だと笑っていられるのは最初だけで、色んな世界を見て知り、足元を揺らがされ消耗していく様は恐ろしかった。
特に馬の国の話は人間の愚かさを突きつけられ、自らを省みることになった。ハッとしたのはヤーフの皮で帆を作り、という記述。つまり人間の皮である。反射的に嫌悪を感じたが、こうやって普段私たちも自分達以外の身体を利用して生きている。
異種族を利用すること、同族でも争うこと、この罪深さと醜さを思わずにはいられなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2021年10月27日
読了日 : 2021年10月28日
本棚登録日 : 2021年10月26日

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