Another(下) (角川文庫)

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本棚登録 : 3910
レビュー : 426
著者 :
灯 六鹿さん 未所有(図書館)   読み終わった 

2017年5月6日 上巻 読了
2017年5月7日 下巻 読了
冒頭部分をアニメで見たことがあったため想像しやすく、読みやすかった。
ある中学校の3年3組に起こる「呪い」の物語。
用事があったので日にちが開いたけれど、
先はどうなるの?と気になり、
読もうと思えば一気に読めてしまうと思う。
作品としては本編と、エピソードSだけのようだけれど、話の起源的なものや、その後もし呪いが解かれる時があるとすればその話などもあると面白そうだなぁと思った。
ただただ続けていくと理不尽な王様ゲーム化しそうなので、これはこれで終わりとしてもいいのかもしれはいけれど笑
学園ホラーということだったけれど、
そこまでホラー感が強いわけではなく、
怖いものが苦手な人でも読めると思う。
しかしながら、3組に起こる話を呪いとするのではなく「現象」と捉えることで一気に怖さが半減してしまう。
ホラーの意味はあるのだろうか……。
また呪いの起源である亡くなった生徒の意思はあまり重要ではないのも確かに呪いとは言い難い。
どうしてこんなことになったのかという事が曖昧のまま「これはそういう現象だから仕方ない」と言い切られてしまうと何も言えないが、なんとなく腑に落ちない感じは残る。
それがホラーといえばホラーなのだろうか(理屈では説明できないという意味で)。
もう終盤に近いところで、突然見崎鳴の能力が明らかになり、クラスで起きていることより何よりその方がトンデモになっていて、なんとなくご都合感は否めない。
最後のトドメは、「信じよう、信じたい」だけで行われるのは結果的に正しかったとしても勅使河原がやったこととなんら変わりなく、それでいいのか……という気持ちになる。

叙述トリックに関しては、さすがミステリを書かれているだけあってとてもうまいと思う。
九官鳥の名前で「ん?」と思うことはあったけれど、流石にそこまでは思いつかなかった。

以前読んだ「最後の記憶」というホラー(私からすると全くホラーではない)同様、怖くない、先読みがしやすい、ホラーになりきれていない感じが勿体無いなと思う作品。
アニメと実写で映像化してるようだけれど、印象がラノベ寄りなのかなと思ったのでアニメ版は良さそうだなと思う。

エピソードSがあるようなので近日中に読む予定。

レビュー投稿日
2017年5月8日
読了日
2017年5月7日
本棚登録日
2017年5月7日
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