嫌われ神子の8年間 (Ruby collection)

  • KADOKAWA (2021年6月1日発売)
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本棚登録 : 73
感想 : 6
3

いやぁ〜長かったなぁ〜。
買ったものの、ずっと読まずに寝かせた半年でしたが、この度読了。
なんだかんだ1日で読み終えることができてびっくりさ。
全体の4分の1で「おとぎ話」が終わって、そこから初めてタイトルがスタートする流れはとてもよかった。「今までにない!」ってことはきっとないんだろうけど、転生とか神子とか、嫌われとか、そういった割と描かれがちなお話がプロローグ的に最初の4分の1で語り終えて、伊達先生の言う「めでたしめでたしのその後」が始まるその感じは、この先どうなるのかな?って楽しみがあって好きだった。
伊達先生らしさ。。。って言うほど、まだ多くの作品を読んでいる訳ではないけれど、伊達先生の作品はいつも幸せとか安寧とかがあって、読んでて穏やかになると言うか安心して読めるイメージで、今回もそうだったな〜。
タイトルから想像した「8年間嫌われていた神子」って話でなかったのもそうだけど、冒頭すでに嫌われてはいなかったり、てかほぼほぼ嫌われている期間なんてなくて、幸せになるお話の350ページだったのには驚いたw
でもちゃんと、ただただ甘々なだけってこともなく、ひどい事件が起こることもなく、終始恋愛小説?でした。
スピンオフは書きやすそうだよね、期待したいところだね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2022年4月3日
読了日 : 2022年4月3日
本棚登録日 : 2021年8月28日

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