日本の吟遊詩人・さだまさしが語る「どこかおかしいこの国の今」。どうやら大切な所で道を間違えてしまった祖国に、何とか元に戻って欲しいという強い気持ちを込めた「遺言」とも言える書。家族・教育・宗教そして義理人情など、戦後の日本で失われつつある「正しさ・美しさ」を呼び起こし、日本人の生命(いのち)そのものに「立ち直れ、頑張れ!」と熱いエールを送り続ける。日本記録の4,000回を超えるコンサート活動を通じて全国各地を行脚し、軽妙なトークと「生命」「心」「時間」という3つのテーマを追い続ける珠玉の名曲たちは世代を問わず多くの人々の心を震わせているが、この一冊はそんな彼の命の叫びに他ならない。コンサートと同様、ユーモラスなタッチの中にも「まっさん」の熱い想いが込められている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
頑張れ日本人!
- 感想投稿日 : 2020年12月12日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2018年8月10日
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