「天才と言われている18歳の青年が考えていることはどんなことか」と興味が湧いた。
さすがにまだ18歳だから人の言葉を借りて語っている感じがする。彼1人であれば、あまり読む価値のない本だったに違いない。ただし、自分の18歳のころに比べたら見えている世界は広いし、知識も圧倒的だ。
ここで貴重なのが、村上先生の存在。18歳の彼の言葉を拾い上げ、系統だてられた知識に整理されていく。もっとも、18歳の主張を村上先生の酸いも甘いも噛み分けた経験の上に意訳されるわけで。
とはいいつつも、村上先生だって人間だもの主張が完璧だとは思わない。tehuくんだって18歳だもの完璧なわけがない。と思った。
でも、18歳の人はtehuくんの見ている世界、経験をここからくみ上げ、自分と比較してみるといい。自分のが大人か、彼のが大人か。そして、遥か先を行く村上先生の背中をおっていくことを目標にするといい。そして、近い将来村上先生に追いついていく。そして、追い越す。
そんな目標が見えたので、まあいっかと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
大人の読み物
- 感想投稿日 : 2014年1月29日
- 読了日 : 2014年1月29日
- 本棚登録日 : 2014年1月24日
みんなの感想をみる