百一夜物語---もうひとつのアラビアンナイト

著者 :
  • 河出書房新社 (2011年12月22日発売)
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感想 : 2
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3200円分の読み応え~ダーラム王とシャハラザードの物語:若い商人の物語:ナジュム・アッデヒヤーウ・イブン・ムッダビル・アルムルクの物語:樟脳の島の物語:ザーフィル・イブン・ラーヒクの物語:大臣とその息子の話:スライマーン・イブン・アブド・アルマリクの物語:マスマラ・イブン・アブド・アルマリク・イブン・マルワーンの物語:ガリバード・アルハサンとエジプト人の若者の物語:エジプト人の若者と妻の物語:王と三人の息子の物語:腕輪の持ち主である若者の物語:四人の仲間の物語:王子と七人の大臣の物語(象のしつけ:獅子の跡:鸚鵡:不注意の始末:ふたつのパン:情夫の召使い:王子と鬼女:蜂蜜のしずく:米と砂糖:魔法の泉:浴場にて:犬の涙:豚と猿:蛇と犬:老女のたくらみ:獅子と盗人:漁師と王:象の像:むなしく消えた願い:女のたくらみ研究家:王子の語りごと):王と蛇の物語:黒檀の馬の物語:王とガゼルの物語:イブン・アビー・アルカマル大臣とアブド・アルマリク・イブン・マルワーンの物語~千一夜がマシュリク伝承であるならば,百一夜はマグリブ伝承の説話集。共通するのは王子と七人の大臣の物語と黒檀の馬の物語。確かによく出来た話であるが,前者が長すぎるのに対して,黒檀の木馬はコンパクトにまとまっている。林と泉と宮殿と満月のような美女が男の望みなのだろうが,物語の登場人物は至極奔放に生きている。ウソもつくし,浮気もする。獅子の登場する物語も多いし,王子が闘ってようやくねじ伏せた敵が絶世の美女という設定も多い。心ゆくまで飲み物と食べ物で満たされたいらしい

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年8月21日
読了日 : 2012年8月21日
本棚登録日 : 2012年8月21日

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