恨み残さじ-空也十番勝負 青春篇 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社 (2017年9月13日発売)
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感想 : 25
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空也十番勝負青春編の3冊目だけど~薩摩を抜けた空也は人吉のタイ捨流丸目道場に寄り感謝の意を伝えると、口が利けることに驚かれ、修行の許しを得ると、江戸勤番帰りの又次郎と気が合う。同じ年格好の者と球磨川の源流を求め、山籠もりも決行する。人吉に帰ってくると薩摩の刺客と思われる者に狙われ、撃退はするがきりがない。一方、薩摩を抜けた薬丸新蔵は薩摩剣法で江戸の道場を次々と破っていく。空也は山修行の一環で五個荘へ向かう途中、粗末な猟師宿で浪人風情の3人を倒し、同行させられていたくれという女から五個荘を狙う盗賊集団がいると聞かされ、3人の浪人を連行するが、空也が渡り切り浪人3人が吊り橋を渡っている最中にくれは橋を支える蔦を猟師鉄砲で撃って、三人を葬った。五個荘樅木の郷に至った空也は地頭の信頼を得て、一年の木地作りで得た金以外にも蓄えている富があると睨んでいるくれと言っていた女が自分の娘のひなであると告げる。馬でやってきた頭分3人を空也の剣で倒したが、蔵に入り込んだひなと相打ちとなって地頭は死んだ。丸目道場では深夜にタイ捨流の奥義が仕込まれ、道場主の手引きで肥後八代から行き先を知らぬ旅が待っていた。空也が尋常勝負で倒した酒匂兵衛入道の三男が仇を討つために江戸から下ってくる知らせを届けたくて眉月が追ってきたが空也は薩摩の刺客や酒匂参兵衛を倒していた。参兵衛には脇腹を七針縫う傷を負わされたが再開を約して船旅へ。薬丸新蔵は遂に坂崎磐音に出会い、上がいることを知り、磐音から小梅村の道場を紹介される~格好良過ぎでしょ・空也君18歳。一方、中川英二郎と睦月は急接近だぁ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年11月22日
読了日 : 2017年11月22日
本棚登録日 : 2017年11月22日

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