ずばり名指しもあり、科学的根拠など証拠を並べて反論している。
妊娠、出産、子育てにおいて、根拠のないデマが横行する中、何を信じ、どう考えるか、この本を読んでからだと手間が省けるように思う。
とりあえず最初に読んでおけば、後から育児のことを調べるうちに目にするであろうデマや捻じ曲げられたことが「これはおかしい」と簡単に切り捨てていけるようになると思う。
妊娠前ではある人の本を読み、すごいなー、こんな出産できたらなぁと(実際は自然分娩してないし、病院で産んだけど)思っていたけど、単純に信じすぎてて、ほんとにバカだったなぁーとしばらくして気付いた。
だって、人の分娩は母親、赤ちゃんによって千差万別。子育ても子供によって対応が違うのは当たり前。それを単純なグループわけしたり、当てはめるのはおかしなこと。
全否定はしないけど、胡散臭さも共存している。
妊娠、出産、子育てを始めるといろんな情報を見たり調べているうちに、何が正しいのかわからなくなりやすい。
無知、真面目な人ほど迷いやすいだろう。
騙されやすいだろう。
デマも多く、それを信じ込んで疑わず広めている人たちもいる。
根拠のないデマを信じ込み、我が子のためだと思っていたことが、真逆であることもある。
芸能人とか、カリスマ的助産師とか、有名な人だから正しいのだってことはない。医者や専門家でさえおかしなのがいるという。
薬、食べ物、ワクチン、教育など、デマの多くは極端な解釈から捻じ曲げられて解釈している。中には科学的に嘘だと証明されているものもあるし、普通に考えておかしいものもある。
とにかく、無知だとダメだなって思う。
教育の章(誕生学、二分の一成人式、江戸しぐさ、親学、水からの伝言)やEMは、ほとんど知らないことが書かれていた。聞いたことがあるけど、どんのことか知らなかったので。今後我が子が学校でやるかもしれない。
しかし、上部のことだけでここまで捻じ曲げて、あるいは間違ったまま教育の場に持ち込むんだなぁ。
親も何が正しいか見極め必要だ。
- 感想投稿日 : 2016年12月25日
- 読了日 : 2016年12月25日
- 本棚登録日 : 2016年12月25日
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