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2010-09-06T16:56:16+09:00
詩的な文章が心地よい、美と狂気の幻想ミステリ。
みずあめのようなねろねろ~っとした文体にのっけられ、現実と夢の世界を、気持ちよく行き来させられてしまう。
一方では、切ない余韻の残る恋愛ミステリでもある。
以下、ネタバレ。
すべてが「自分でまいた種」というのは、感情の逃げ場がなくて悲しいものだ。
「ピグマリオン」がハッピーエンドになれなかったとしたら、こんな感じかな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
国内ミステリ
- 感想投稿日 : 2011年6月6日
- 読了日 : 2011年6月6日
- 本棚登録日 : 2010年9月6日
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