てつぞうはね

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本棚登録 : 273
レビュー : 40
ruko-uさん 絵本    読み終わった 

雑誌MOEでしたか、雑誌で紹介されているのを見て気になっていました。しかし何となく内容的に泣かされるような予感がして手に取るのを躊躇していました。

絵がダイナミックでいいですね。猫のふくふくとした感じがどこからでも伝わってきます。特に洗面台一杯のてつぞうには笑わされてしまいます。「てつぞうはね」という語り口も優しく、てつぞうを描く人のてつぞうへの愛情を感じられます。

前半のふくふくとしたてつぞうの絵があるからこそ、たった一ページの小さくなったてつぞうの姿が胸に迫ってきます。

それからあたらしい「家族」がやってきて、かつて彼と眺めた花咲く季節が巡ってきます。新しい家族と観る桜に、かつて彼と観た桜を重ねる…。

大切な「家族」大切な「人」がいなくなっても、変わらず訪れるもの、巡ってくるものがあるということが大きな慰めになるということを改めて感じさせられる絵本です。

レビュー投稿日
2014年5月3日
読了日
2014年5月1日
本棚登録日
2014年5月3日
6
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