映画篇 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2014年7月29日発売)
4.13
  • (29)
  • (20)
  • (16)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 341
感想 : 29
5

ローマの休日を軸に展開される5篇のオムニバス形式の小説。
小説にオムニバスを使うのかどうかは一旦おいとき、そこも、映画からインスパイアされたものなのか?と思うと俄然胸がワクワクする。

面白い、面白すぎる。
映画も好きだから、という軽めの感覚で手に取ったけど、もっと早く読みたかった。
1篇、1篇が濃くて、胸が詰まる。

ローマの休日が軸なだけでなくて、
スパイス的要素として、どの話にも、若い男と、人妻の不倫物のフランス映画が出てくる、これもまた良い。

皆さん、愛の泉がやっぱ1番好きなのかな?
わたしは、恋のためらい/フランキーとジョニーもしくはトゥルーロマンス 篇が、
1番、うぐぐぐぐと、なりました。


easy come, easy go!
簡単に手に入ったものは、簡単に手から離れていってしまう

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: love❤️
感想投稿日 : 2022年12月7日
読了日 : 2022年12月17日
本棚登録日 : 2022年7月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする