光の帝国 常野物語 (集英社文庫)

3.79
  • (1378)
  • (1603)
  • (2039)
  • (163)
  • (40)
本棚登録 : 11284
レビュー : 1327
著者 :
R_endooさん 小説   積読 

中学生のころに恩田陸さんにはまったきっかけの本。恩田陸さんの本で一番好き。不思議な能力を持つ「常野」の一族をめぐる連作短編集。何度も読み返していて、毎回新鮮な感動がある。章ごとにテーマも雰囲気もがらっと変わり、感動する話も、不気味だったり怖かったり悲しい話もある。一つ一つの話は短いですが、まだまだたくさんの物語が後ろにあると感じさせてくれる広がりがあり想像力を刺激してくれる。
東北の故郷から様々な土地に散らばった彼らには、社会に溶け込み日常を生きる者もいれば、力によって悩んだり不自由な生き方を強いられる者もいる。中には、どうしようもない悲劇もあるが、最後の話では、離れても家族のような不思議な繋がりを持っている彼らの姿がとても優しい筆致で描かれ、切なくも暖かい気持ちに包んでくれる。

レビュー投稿日
2016年1月11日
本棚登録日
2011年8月22日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『光の帝国 常野物語 (集英社文庫)』のレビューをもっとみる

『光の帝国 常野物語 (集英社文庫)』のレビューへのコメント

まだコメントはありません。

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする