世界を変えた10冊の本 (文春文庫)

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レビュー : 149
著者 :
杉浦 亮さん  未設定  読み終わった 

ご存知 池上彰氏が選ぶ世界を変えた本。
大きな影響を与えたものということでいうと、宗教や経済などがどうしても挙げられますが、もう少し広い分野で選ぶとなると、どういう本だったのか、というのは、興味があります。
原典にあたるのが当然いいとは思いつつ、なかなか手が伸びないものも多いので、こういった概要をつかんで理解しつつ、将来的には原典に挑戦したいと思います。


①アンネ・フランク『アンネの日記』
・「弱いものは狙われます。けれども強いものは生き残り、けっして負けることはないのです!」
・中東問題の行方に大きな影響力を持っている
・イスラエルが今も存続し、中東に確固たる地歩を築いているのは、この本の存在があるから

②『聖書』
・「罪が赦されるように、多くの人のために流されるわたしの血、契約の血」
・世界史そして欧米文化を知る基礎

③『コーラン』
・「汝らに戦いを挑む者があれば、アッラーの道において堂々とこれを迎え撃つがよい。だがこちらから不義をし掛けてはならぬぞ。アッラーは不義なす者どもをお好きにならぬ」

④マックス・ウェーバー『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』
・「労働者は労働を神が望まれた生活の目的と考えて、熱心に働くのだった」
・宗教と経済の意外な関係を分析
・厳しい禁欲を守っていたプロテスタントこそが、職業倫理を守ることで、資本主義経済で成功していった道筋を分析
・資本主義の精神「正当な利潤を組織的かつ合理的に、職業として追い求めようとする心構え」→資本主義的な企業を推進する原動力

⑤カール・マルクス『資本論』
・「資本制的私的所有の終わりを告げる鐘が鳴る。収奪者たちの私有財産が剥奪される」

⑥サイイド・クトゥプ『イスラーム原理主義の「道しるべ」』
・「イスラームが全人類を導く役割を果たすためには、イスラーム共同体が原初の形でよみがえらなければならない」
・オサマ・ビンラディンの教本

⑦レイチェル・カーソン『沈黙の春』
・「私たちはだまされているのだ。その行きつく先は、禍いであり破滅だ。」
・世界が環境問題に取り組むきっかけ

⑧チャールズ・ダーウィン『種の起源』
・「われわれの知識は浅いのに、思い込みだけははなはだしい」
・キリスト教社会の根底を揺るがした

⑨ジョン・M・ケインズ『雇用、利子および貨幣の一般理論』
・「われわれが生活している経済社会の際立った欠陥は、それが完全雇用を与えることができないこと、そして富と所得の分配が不公平なこと」
・経済不況を救う処方箋となった

⑩ミルトン・フリードマン『資本主義と自由』
・「政府の仕事は、個人の自由を国外の敵や同国民による侵害から守ることに限るべきだ」
・リバタリアン(自由至上主義)
・小さな政府と個人の自由を重視


<目次>
第1章 アンネの日記
第2章 聖書
第3章 コーラン
第4章 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
第5章 資本論
第6章 イスラーム原理主義の「道しるべ」
第7章 沈黙の春
第8章 種の起源
第9章 雇用、利子および貨幣の一般理論
第10章 資本主義と自由

レビュー投稿日
2018年2月28日
読了日
2018年2月28日
本棚登録日
2018年2月22日
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