5%社員シリーズ3冊目。具体的にAI分析などから見えた行動や会話から実際に表に現れたものを、どのくらいの割合で行っているかを評価しているため、行動に移しやすく、非常におもしろいシリーズだと思っています。
著者が冒頭で述べているとおり、行動することが主軸です。
・5%社員の時間術を真似した2.2万人のうち、89%の人が「より短い時間でより成果を残すことができた」
・本書の目的は、「知ること」ではなく「できること」
一方で、著者は、巻末にこのようにも述べています。
・時間内に仕事を終えることができる「5%社員」のテクニックは思った以上にシンプルで、「始めること」「続けること」「気づくこと」の3点に集約された
テーマが細かくなったからなのか、前2冊と比べ、データが抽象的になってしまっているのが気になります。さすがに、前作ほどのインパクトはなかったという感想です。時間術にそれほどの王道というものはないということなのかもしれません。
ただ、巻末に書かれているとおり、結論はシンプルかもしれませんが、行動に移すという点で見れば、他の時間術本よりは実践しやすい内容となっていると感じました。
<目次>
第1章 なぜ、24時間があっという間なのか?
第2章 よかれと思ってやってしまう逆効果の時間術
第3章 95%の人が知らない5%社員の意外な時間術
第4章 残業沼から抜け出す「ちょいスイッチABC」
第5章 残業沼から抜け出す「ちょいスイッチABC」を実践!
第6章 明日から定時で帰るー「ちょいスイッチABC」を押すトレーニング個人編
第7章 チームで時短するー「ちょいスイッチABC」を押すトレーニング組織編
- 感想投稿日 : 2022年9月10日
- 読了日 : 2022年9月10日
- 本棚登録日 : 2022年9月4日
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