世界史の中で、如何にイルミナティが暗躍して世界支配を実現しようとしているか警告を発している作品。
膨大な研究量と、非常にわかりやすい解説で、ヨーロッパの啓蒙主義が如何に欺瞞に満ちているかを改めて認識した。
特に興味深かったのが、ヒットラーについての解説。
悪の権化のイメージの強いヒットラーであるが、この本の中では、世界支配層に挑んだ英雄といった新しいヒッラー像を示してくれた。
プロパガンダで、ものの見え方が180度変わってしまうことは、経験済みであるため非常に興味深く読んだ。
近世のヨーロッパ動乱から現代に至る歴史を改めて見直す意味では、多くの方に読んでいただきたい本です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
陰謀論
- 感想投稿日 : 2012年1月17日
- 読了日 : 2009年12月15日
- 本棚登録日 : 2012年1月17日
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