美について (講談社現代新書 324)

著者 :
  • 講談社 (1973年6月20日発売)
3.58
  • (9)
  • (12)
  • (18)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 332
感想 : 20
4

小難しいけどゆっくり読むには最適な本。


美について 今道友信

芸は本当は ウン という音の農業用語でクサギル と読み雑草を刈り取ること。
藝の略字は人間の精神によい種子を植え付けるもの。

美について思索は可能か?
存在する限り何らかが美しい。

知的な視点が入った場合とない場合では美の受け止め方が違う

分析と解釈
解釈は人間関係で言えば対話、分析とは身体検査と戸籍調べ。

美は不要不急の代用品か?

バベルの塔、芸術。神への挑戦。

芸術は神に対する態度、世界に対する態度を表すと同時に自己自身の人生の支えとなる。
童謡を歌う昔など。
音楽は空間をメロディーに変質し、時間をリズムに変質する事で自己のうちに時間空間という世界の基本構造を包み込む。音楽を聴くことは精神が世界を超えていく。

日常芸術は複製品でありミニアチュールである。

musicの原語、ムーシケー。9柱のムーサ(ミューズの原形)ムーサに関わりのあるもの。
流動的で捉え難い現象を呈する芸術。

ヨーロッパとシナ、日本で藝術の範囲が違う。
ヨーロッパは分けてる。日本は統一的。
藝術の藝は人間の精神において内的に成長していくようす。もともとはもとを植えるということ。

芸は草を刈り取ること。

エクスプレシオ、中世のラテン語。果物の果実を搾り出すという農業用語

東洋美術は不要なものを削ったむしろ完全体?

芸術は物理的時間を捨てて超越していく

物質を介すが、非物質的な存在価値を持つ

外の世界を知る、人間性の回復のための芸術

①美は感覚だけでなく理性でも論じられる。
②それを解釈と呼ぶ
③全体的な芸術一般も解釈可能

動物は発情期において美しくなる。人間は普段から化粧をする。

ベルグソン
制作は構成。
創造とは生むこと。

生きがいは生命を手段として、己がこの手段を捧げて悔い無い目的を自ら見出さなければ決して生じはしないものでは。

適・不適と快・不快

正義と善、美と犠牲の大きさ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年8月8日
読了日 : 2022年8月8日
本棚登録日 : 2022年8月8日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする