心の社会

  • 産業図書 (1990年7月1日発売)
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本棚登録 : 639
感想 : 32
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引くほど難しくて、読み応えがある。
「人工知能の父」と呼ばれるマーヴィンミンスキーが人の心はどのように動くか、それをどう人工知能に搭載するかを思考した本。
一見科学でロジカルで無機質に見えるけど、その問答を通して「人間とは」が浮かび上がってくる。

心はどこにあるのか?
脳のつながりを全てコピーし、体の全ての部品(あえて部品と表現する)を入れ替えた時、本当の「あなた」のままなのか?

タブーとされてきた面もある人とは何か、何を持って人間なのか、人と機械との違いは? を考える貴重な機会になる事間違いなし。分厚いけど読む価値はあるでしょう。僕も2回目を読み始めます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月2日
読了日 : 2021年8月2日
本棚登録日 : 2021年8月2日

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