八本脚の蝶 (河出文庫)

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本棚登録 : 397
レビュー : 25
著者 :
ryokutya87さん 迷宮   読み終わった 

本文(日記部分)を読んだ印象は、「社会的感覚異端者の哲学思考とその敗北」というものだった。
しかしその後の、関係者による回顧録を読むに至って、あれ?なんか普通以上に社会生活出来てんじゃん?と感じ、なんだかよくわからなくなった。周りから結構愛されてますよ、あなた。なんでそんなに追い詰められてしまったのですか?
子供の頃から頭が良すぎて、脳が金属疲労を起こしてしまったのかな。読み進めるにしたがって、日記からは切実な悲鳴が聞こえてくる。しかし僕にはそこに共感は起きなかった。思考の次元が違いすぎてるからかな。同じ社会的感覚異端者ではあると感じているのですが。
有能な人だったのだろうと思う。周りに何かを残すこともできたのだろうと思う。でもやっぱり、これは著者の敗北の記録でしかないと思う。
雪雪さんの存在が不可思議で仕方なかった。
「八本脚の蝶」というタイトルは素敵です。

レビュー投稿日
2020年6月29日
読了日
2020年6月29日
本棚登録日
2020年6月29日
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