仕掛人、というと背筋が震えるような、暗鬱としたニヒルなかっこよさの響きがあるが、所詮は金を貰って頼まれた人を殺す殺し屋である。殺し屋という言葉では、薄っぺらく、身も蓋もないのだが、ただ金づくで人を殺る殺し屋と、池波氏の描く”仕掛人”とは違いがある。その部分が読者に共感を得て人気シリーズになった所以であると思った。
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FRIEND/ILL
- 感想投稿日 : 2011年6月6日
- 読了日 : 2011年6月6日
- 本棚登録日 : 2011年6月6日
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