秋山父子の必殺の剣を存分に躍動させて事を解決していくお話ではなく、この巻に集められているような秋山父子の人としての物事の捉え方や対処の仕方を描くお話達の方が、剣客商売というシリーズを代表するという気がしてならない。我々読者は秋山父子の超人的でかつ天才的な剣の冴えも見たいが、彼らの人としての行いをこそ見たい。そして、その行いを見て、これこそが人の道だと感銘を受けたいのだと思う。
読書状況:読み終わった
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FRIEND/ILL
- 感想投稿日 : 2011年1月27日
- 読了日 : 2011年1月27日
- 本棚登録日 : 2011年1月27日
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