監殺 警務部警務課SG班

  • KADOKAWA (2015年9月29日発売)
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本棚登録 : 104
感想 : 17
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いつもの様な過剰なまでのロジックはなりを潜め、どこか詰め将棋を彷彿とさせるような展開で、悪を懲らしめるエンターテイメントといった印象です。
相変わらず、序盤は状況を把握するのに若干苦労はしますが、そこを抜ければ一気読み必至。読んでいるこっちが胃に穴が開きそうなイジメは、著者の経歴からでしょうか、厭なリアリティがあって読むに耐えませんでした。
本格度でいえば『ストリート・クリスマス』に大きく譲りますが、手袋に関するロジックなど、楽しめる部分もあります。
どんな作風でもちょっぴりセンチメンタルが入るのも、らしさ全開です。
まほろ流痛快小説といったところでしょうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年10月13日
読了日 : 2015年10月6日
本棚登録日 : 2015年10月6日

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