下駄ばきでスキップ (文春文庫 む 4-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (1990年4月10日発売)
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本棚登録 : 152
感想 : 5
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 なぜ 群ようこ なのか。 トーゼン、シーナ編集長-本の雑誌 のつながりからも来ている。 かなり前のあるとき、初めて行ったとなりまちの古本屋さんで一冊30円で売られていた文庫本をいっぺんに10冊選んで買った。そのなかの一冊。 「シリーズ30円文庫」のNo.1/10です。 文庫本は基本的には出張などの移動中に読む。今回もそんな目的で買いためている文庫本の中からなんとなく選んだ。 そしてはじめての群ようこでした。 結構おもしろいのです。全編が不満や怒りの発言で出来ている怨念エッセイ本です。 特に海外(主にパリのこと)でブランド物の店(主にヴィトンです)や空港の免税店に群がる日本のムスメやおばさん、そしてなぜか田舎のオヤジに対する嫌悪感はかなりのもの。そこまで言わなくていいだろうに、と思うくらいヒドイこと書いている。 まあそれでも相手が不特定多数だから、この本の中だけのことで収まっているのですけどね。 ホントは特定の人名を書きたいのでは? とも思えてしまうくらい具体的な指摘と怒りの発言でございます。 「群ようこ はいつも怒っている!」から始まった 群ようこ の初体験でした。 はてさてこの先わたしの読書定番本になるかどうか…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2008年10月9日
読了日 : 2008年10月9日
本棚登録日 : 2008年10月9日

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