笑う警官 (ハルキ文庫 さ 9-2)

著者 :
  • 角川春樹事務所 (2007年5月1日発売)
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この本を読んだみんなが同じような感想を書いているのかもなぁ、と思いながら今回わたしは感想を書く。

いつも文庫本は巻末の「解説」から読む。今回は解説の他に作者による「改題」についての説明が加わっていた。

わたしは、『うたう警官』という元のこの本の題名をそこで知って、こりゃどうも『うたう警官』の方がよかったのになあ、と思った。

簡単に書くと 『うたう警官』ではわかりづらいから『笑う警官』にしたということらしいが、この物語はどう考えたって、警官がうたう ということに最大の意味があると思う。

それをカドカワさんのアドバイスもあって、などと言い訳しながら改題に及んだらしい。 

まっ映画にもなったみたいだし(わたしは観てないけど) 『笑う警官』の方が、ストーリーとのアンマッチはともかく大衆受けする、というのが本音だろうな。

映画の題名だけ『笑う警官』にして、文庫版は『うたう警官』のまま行っちまえば良かったのにな。

あっ、そしたらこんなにわ売れなかったか。すまんこってす。すごすご。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年11月19日
読了日 : 2011年11月18日
本棚登録日 : 2011年11月13日

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