この本を読んだみんなが同じような感想を書いているのかもなぁ、と思いながら今回わたしは感想を書く。
いつも文庫本は巻末の「解説」から読む。今回は解説の他に作者による「改題」についての説明が加わっていた。
わたしは、『うたう警官』という元のこの本の題名をそこで知って、こりゃどうも『うたう警官』の方がよかったのになあ、と思った。
簡単に書くと 『うたう警官』ではわかりづらいから『笑う警官』にしたということらしいが、この物語はどう考えたって、警官がうたう ということに最大の意味があると思う。
それをカドカワさんのアドバイスもあって、などと言い訳しながら改題に及んだらしい。
まっ映画にもなったみたいだし(わたしは観てないけど) 『笑う警官』の方が、ストーリーとのアンマッチはともかく大衆受けする、というのが本音だろうな。
映画の題名だけ『笑う警官』にして、文庫版は『うたう警官』のまま行っちまえば良かったのにな。
あっ、そしたらこんなにわ売れなかったか。すまんこってす。すごすご。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2011年11月19日
- 読了日 : 2011年11月18日
- 本棚登録日 : 2011年11月13日
みんなの感想をみる