1991年に出版された著書なので、つまみ読み。
日本がいかに世界から取り残されているかが、大前氏の言葉で書かれている。大学の研究機関に対しての記述は現実を述べていて、印象に残っている。「大学院では、研究員や博士課程で残る方が優秀に見えてくる。大学の先生は、そうした人に目をかけてくれるからだ。先生と共同で論文を書いて助手になり、あとは助教、教授を目指して、ひたすら論文作りに励む。その間、大学の外の世界とはほとんど没交渉になる。そして、ある日突然、世間からみるとまったく役にたたない研究しかできない自分を発見するのだ。」
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カテゴリ:
経済・ビジネス
- 感想投稿日 : 2009年1月10日
- 本棚登録日 : 2009年1月10日
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