小説 君の名は。 (角川文庫)

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本棚登録 : 5581
レビュー : 601
著者 :
s-y-k-kさん  未設定  読み終わった 

映画「君の名は。」は驚くべきヒットを遂げていた。そんなとき、たまたま立ち寄った書店で小説を見つけた。それは衝動買いというものだろうか、思わず買ってしまった。同然、新海誠の絵の美しさは知っていた。TVで大々的に報道されているだけでなく、過去作「秒速五センチメートル」を見たことがあったから。だから映像で見たかった。けれども一方で、言の葉の美しさでその感動を味わいたかった。別に人と違うことがしたいわけじゃない。流行に逆らいたい人間でもない。ただ純粋に文字の美しさで世間が沸き立つ物語を感じたかったのだ。その願いは、一行目で叶った。ここまでの鳥肌は生まれて初めてだった。まだ本を開いて10秒しかたっていない。けれどもこの10秒が僕に感動を教えてくれた。TVで流れるPVの映像・音楽が本を読んでいる間、頭の中で何度も流れた。文字で読む景色と何度も観たことのあるあの美しい映像のワンシーンがリンクする。文字と映像と何度も聞いたことのあるピアノの美しい旋律がツナガる。まるで、その一行目一行目が目と耳と空気で僕をその世界へと誘っているようだった。一冊の小説「君の名は。」は本の想像させる面白さ、浮かび上がらせる美しい眺めを僕に見せてくれた。

先にも述べたが、新海誠の凄さはその映像美である。ぜひ映画のほうも観てみたい。

レビュー投稿日
2016年9月21日
読了日
2016年9月21日
本棚登録日
2016年9月8日
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