NOTHING (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社 (2007年11月8日発売)
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本棚登録 : 50
感想 : 7
3

 短編小説で構成されていて、全部で八題あります。
テンポのいい作品ばかりで、思わずクスリとしてしまう場面もちらほらあります。
舞台が関西の作品が多く、生まれてから関東にいる自分にはなぜか関西弁が新鮮に感じました。
そんななかで一番印象に残ったのは東京が舞台で表題作でもあるNOTHINGです。

「男は強くなくてはならない。大きくて優しくて逞しい。」と思って日々筋トレに勤しんでいる会社員の五島純。
そんな彼はとある日、駅のホームで喧嘩を売られた若者にボコボコにされてしまい、その出来事を境に人生がくるっていく。。。

とまあ、裏表紙の力を半分借りつつ紹介みたいなものを書いてみました。
読めば分かると思いますが、最後にはなんともいえない五島への同情がわいてきます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2009
感想投稿日 : 2009年8月28日
読了日 : 2009年8月28日
本棚登録日 : 2009年8月28日

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