信長徹底解読: ここまでわかった本当の姿

制作 : 堀新  井上泰至 
  • 文学通信 (2020年8月5日発売)
3.30
  • (1)
  • (4)
  • (3)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 53
感想 : 7
3

尾張のうつけ時代から本能寺の変まで14章構成の解説本。
実像編と虚像編で2つの視点で解説してある。虚像編は時代を経た記録(司馬遼太郎の小説も入る)でどう変遷していったか考察されている。本が書かれた時代によって評価が変わるところが特長。比較的同年代の「信長公記」から始まり軍記、講談、歌舞伎、小説を経て真実から遠ざかっている感もある。
そもそも実像も二次資料とされる信長公記なので何が真実なのかは厳密に求めるのは不可能だと思われる。恐らく日本人の思い描く織田信長は大河ドラマで作られたという事。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年4月18日
本棚登録日 : 2021年4月15日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする