養老院より大学院 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2007年9月14日発売)
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本棚登録 : 76
感想 : 15
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50代に入ってからの大学院生活を語った本。仕事との両立のことだったり、若い人に媚びたくないけど力を貸して貰わないとと困ったときにポルノ写真のテレホンカードを男子院生に渡して「アンタたち私を喜ばせるのよ!」と喜び組を結成して乗り切った話だったり、凄く独自の感性で率直に書かれているのは好感が持てる。お金も払った入試の期日が本職の相撲関係の事件によって延期せざるを得なくなったエピソードなど、業界の方ならではの話も出てくる。

この本の発行当時よりも社会人からの大学・大学院再受験は増えていると思うので、そういった分野に興味がある人は目を通して損はない。

文章の書き方がテレビ業界の方っぽいなあとは少し感じた。でもよくある業界人の中身の薄い本ではなく満足度高し。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2018年2月18日
読了日 : 2018年2月4日
本棚登録日 : 2018年2月4日

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