大学改革その先を読む: 立教大学「大学教育開発・支援センター」連続セミナー講演記録

著者 :
  • 東信堂 (2007年11月1日発売)
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本棚登録 : 33
感想 : 4
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編集でかかわっている翻訳本が次回、この出版社(東信堂)から出るため、社長とお話しに行った際、私が高等教育マフィアだということでいただいた本。

立教大学の先生で、立教の取り組みをところどころに含めて書いていて、
著者が「東大を頂点とする知の序列」に対極する位置に、日本における「立教」という私学の位置付けているのが興味深かった。
現在の大学問題の重要テーマを考えるための導入としては、読みやすくていい本だと思う。

私が面白いと思ったのは、日本中の多くの学生が「不本意入学者」であるという指摘。
そして、あるテーマをかんがえるとき、名詞で考えるな、動詞で考えろ、というエピソード。動詞で考えることこそで、オリジナリティを追求することができると。
これは研究を行う上でも重要な視点なのではないかと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Higher Education Mafia
感想投稿日 : 2010年3月30日
読了日 : 2010年3月29日
本棚登録日 : 2010年3月29日

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