編集でかかわっている翻訳本が次回、この出版社(東信堂)から出るため、社長とお話しに行った際、私が高等教育マフィアだということでいただいた本。
立教大学の先生で、立教の取り組みをところどころに含めて書いていて、
著者が「東大を頂点とする知の序列」に対極する位置に、日本における「立教」という私学の位置付けているのが興味深かった。
現在の大学問題の重要テーマを考えるための導入としては、読みやすくていい本だと思う。
私が面白いと思ったのは、日本中の多くの学生が「不本意入学者」であるという指摘。
そして、あるテーマをかんがえるとき、名詞で考えるな、動詞で考えろ、というエピソード。動詞で考えることこそで、オリジナリティを追求することができると。
これは研究を行う上でも重要な視点なのではないかと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Higher Education Mafia
- 感想投稿日 : 2010年3月30日
- 読了日 : 2010年3月29日
- 本棚登録日 : 2010年3月29日
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