四国遍路の寺 上 (角川ソフィア文庫 J 106-3)

著者 :
  • 角川学芸出版 (2009年2月25日発売)
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感想 : 2
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宮田珠己著「だいたい四国八十八ヶ所」に引用されていた本で、四国遍路に関するガイドブックとして興味深く読み進めた。宮田氏がこんな真面目な本を参考に、あんな緩いエッセイを上梓したギャップが改めて面白い。閑話休題。著者は、四国遍路は海洋信仰から端を発したもので、奥の院に参ってこそ、その真価が理解できると書いている。確かにその説は首肯できて、岩場・鎖場を歩くのも楽しそうだ。その反面、スタンプラリー的に楽しむ遍路もアリなのだという思いも捨てられない。自分だったら、車遍路で御朱印も頂かなかったりしてしまうかも……

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人文科学
感想投稿日 : 2017年8月29日
読了日 : 2014年5月8日
本棚登録日 : 2017年8月29日

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