津軽 (新潮文庫)

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本棚登録 : 2036
レビュー : 189
著者 :
saga-refさん エッセイ   読み終わった 

太宰自身が故郷・津軽地方を巡ってものした随筆。「~しちゃった。」という言文一致の極みのような表現があったり、読者に対する説明が気恥ずかしいほどに痛々しかったり。著者の小説ではあまり出てこない朗らかな一面が感じられる。と共に、自分に対して、また故郷についての自虐的な描写があり、このあたりは太宰だな~と思う。この紀行は、育ての親とも言える乳母・たけとの再会が最大の目的であり、そのクライマックスを最後に取っておく著者の気持ちがよく分かる。昭和19年という戦時中に、青森の地では酒食に事欠かない豊かさが興味深い。

レビュー投稿日
2019年3月6日
読了日
2019年3月6日
本棚登録日
2019年3月6日
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