サポーター新世紀―ナショナリズムと帰属意識

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  • 勁草書房
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1999年の発行。1998年に開催されたサッカーのフランスワールドカップで32ヶ国のサポーターを取材したもの。筆者の意図は、2002年の日韓ワールドカップでは、この大会でフランスに集まったように、日本にも多くのサポーターが集まるはずであり、その人たちがどういう人たちなのかをあらかじめ知っておく、知らしめておくということである。勁草書房という学術書を出すような出版社から発行された2800円という値付けのハードカバーの本。あまり売れそうにはないが、中身はそこそこ面白い。
2002年の日韓ワールドカップは、日本での試合のチケットがどうしても入手できず、韓国まで観戦に行った。日本ではどの試合も入手不可能であった観戦チケットが、韓国では簡単に入手できた。そのうち1試合は、スペイン対パラグアイ。スペインにはラウールがいたし、パラグアイにはチラベルトがいた(と言ってもサッカー好きの人でない限り、それがどれほどのことなのかは分からないであろうが)。その試合を含めて2試合分の観戦チケットと、日本と韓国の往復航空券、韓国内の移動の電車チケットとホテルをパックにしてもらった手配旅行を旅行会社に組んでもらった。正確な値段は忘れてしまったが、大金を覚悟していた身からすれば、拍子抜けするほど安かったのは記憶している。
スペイン-パラグアイ戦には多くの外国人サポーターがいたが、スペインのサポーターもパラグアイのサポーターも騒がしいことで有名という訳ではなく、そもそも観客の数が少なかった。試合自体は面白かったのであるが、会場は少し盛り上がりに欠ける気分を味わった。
たしか4泊した観戦ツアーであった。もう1試合も、確か南アフリカ-スロベニアという地味なカードであった。サッカー自体で盛り上がることはなかったが、韓国国内を電車を使って旅行するのはとても楽しかったことは覚えている。

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感想投稿日 : 2022年1月25日
読了日 : 2022年1月25日
本棚登録日 : 2022年1月22日

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