sai-yukiの本棚

どの短編も良かった。ボリュームもほどほどで、ちょっとした合間に読める。特に印象に残ったのが坂本司さんの2編。

児童福祉施設「あしたの家」に暮らす子供たちと職員さんたちの物語。児童福祉施設の事、子供たちの気持ち、知らない事ばかりで沢山の事を知って、子供たちの事、応援したくなりました。読んでいると元気が出てくる一冊。

七帝柔道かけた若者の熱い物語。登場するする誰もが魅力的で、生き生き描かれていて、物語に引き込まれた。

国語辞書はどれも同じ、一冊あれば十分。と思っていたが、そうではなかった。どの国語辞典にも「個性」があり、その個性とは書き手の「人格」に他ならい、極めて人間味の溢れるものである事を知る事が出来たのは、大きな収穫。さらに、ケンボー先生と山田先生という、二人の辞書編纂者の生き様も大変面白かった。

大人が見逃している、日本語の中の隠れた法則を、子どもは言葉を音として聞く中で発見していく。なるほどです。