田舎の少女のはちきれんばかりの生(きること)への欲望と情熱。湧き出る心の訴えを周囲に理解して貰いたいのに、いまいち正体のわからない不満の消化方法を模索する。しかし自分がもがいてしんどい様子を知られるのは、子供っぽいから避けたい。大人の振りをして何もかもわかっているわよ、という素振りを見せなくてはならない。
という、よくある思春期もの。
南部の夏の重苦しい雰囲気は存分に伝わる。しかしやっぱり別の訳者で読みたい。この訳者は好みでない。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年2月15日
- 読了日 : 2019年2月15日
- 本棚登録日 : 2019年2月12日
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