日系アメリカ人一家としてシアトルに暮らす家族。日本が真珠湾を攻撃する。アメリカで産まれ、アメリカ人として生活しているのに、軍に入って戦うのを拒否して服役していた長男が戦後釈放され「母国を攻撃して敗北した」レッテルを貼られ生きる。色んな考え発言に、彼の頭の中に自己がとぐろを巻いて絡まって行く。仕事を見つける際、友達と遊んで別国籍の人間と関わっても、彼にはどうしても、簡単に答えが出て自分を納得させられない。彼の中でどうしてもごまかせない部分があって、向き合う程に混沌とする。移民の国アメリカで自分を悩む。
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- 感想投稿日 : 2019年9月8日
- 読了日 : 2019年9月16日
- 本棚登録日 : 2019年9月6日
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