羊をめぐる冒険(上) (講談社文庫)

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本棚登録 : 12563
レビュー : 740
著者 :
sakaiXさん 村上春樹   読み終わった 

(上下巻あわせたレビューです)

著者初めての長編ということもあるのかもしれませんが、前2作と比較すると物語の重厚さが増しており、かなり面白く読めました。巨大なシステム、恋人の失踪、戦争の記憶、個性的なキャラクターなど、後の作品に繋がるテーマが多数描かれており、まさに村上春樹の原点ともいうべき作品に仕上がっていると感じました。
ストーリー自体には割と既視感がありますが、それは本作発表後に他の多くの作家によって本作が模倣された結果とのことで、そう考えると1980年代以降の日本文学のパイオニア的な位置づけの作品になるのでしょうか。ちょっと言い過ぎかもしれませんが・・・。
『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』に続く青春3部作の完結編と謳いつつ、更なる続編として『ダンス・ダンス・ダンス』があるとのこと。本作のエンディングから続きがあるとはちょっと意外な感じがしますが、どういう展開になっているのか楽しみです。

レビュー投稿日
2016年5月28日
読了日
2016年5月27日
本棚登録日
2016年5月28日
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