全体的に暗くて救いが乏しい。夢の描写が夢だとわかるのに生々しくて、息苦しい。俊也が誘拐された辺りからは展開が気になって読む速度が速くなったけど、落ち着くとまた悪夢に絡めとられるような。語り手の辰男が色々病んでるのがなー。勘違いの連鎖による悲劇。味方が怪しいと思ってたので意外性は無かった。ラストはどういうつもりの助けてくれ、なのかな。奥さんとよりを戻したいのか、俊也だけを引き取りたいのか。おそらく後者だけど、子どもに負担かけすぎでは?子どもはわかっていないようでいろんなことを見て感じている。

2019年8月24日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年8月24日]
カテゴリ ミステリ

主要キャラの内健全なのはハゴロモだけ。秋太郎は陽でコウは陰。しかし二人とも方向性が違うがかなり病的。面白い取り合わせに、不可解な謎。オカルトを哲学と理屈でねじ伏せるというと京極夏彦っぽいが、あれよりかなり叙情的だしオカルトの方もしぶとい。続きが気になるが、出ないのかなー。

2019年8月18日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年8月18日]
カテゴリ ライトノベル

多様な人間関係で頭の中で相関図まとめるのに最初手間取ったが、慣れるとどの関係も面白い。ただ自分の価値観を絶対正義と信じているあの毒母はだめだ。描写少ないけど二人の娘への言動が酷くて読んでて辛かった。終盤にささやかな意趣返しがあったものの、陽が受けた仕打ちを思えばささやかすぎて。陽と桃が普通に仲の良い姉妹なのが幸い。
それと唐突に「聖☆おにいさん」てタイトル出てきてびっくりした(笑)。「グーグー~」はまだわかるけど、江國さん読んでるのか!と思って。

2019年8月12日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年8月12日]
カテゴリ 文芸

猫漫画ってもっとこう、癒しとかつまってるものじゃなかったのか(笑)。いや、癒しも3割位はあったけど。面白いし読みやすい。猫に姿を借りた松尾さん近況やぼやきが大半だったが。巻末の妻子、元妻子の文章が猫愛と松尾氏へのリスペクトがあってとても良かった。離婚してても良い関係だなー。

2019年7月29日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年7月29日]

格好いい瞬間がいくつもあって惹きこまれる。主人公が素人なので天文の専門用語わからなくても面白い。駿馬もすばるも方向性の違う野生児だけどガラスのように繊細でしたたかで。カガミの屈折した行動がもう少し掘り下げられればな、とも。ハルザンとミンタカも魅力的。終盤254頁のすばるの語りに心臓つかまれた。浪漫。

2019年7月29日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年7月29日]
カテゴリ 児童文学

絵本にまつわるオムニバス。落としてから救いあげるスカッとジャパン形式、と最初の1編でわかったので残り2編はやや気楽に。「光の箱」はミスリードに見事に引っかかってたので読後爽快感が一番。「暗がりの子供」は感受性の強かった子どものころを思い出す。「物語の夕暮れ」は水滴に映る風景の描写が良かった。蛍とかぶと虫の一連の話も。知らない内に誰かに人生を変えるほどの影響を与えているかもしれない。でも誰の役にも立たず、何も残さなかったとしても、生きることを否定したくないですね。

2019年7月27日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年7月27日]
カテゴリ 文芸

地濃のキャラが相当面倒くさくて読んでて苛々した。かんづめちゃんは癒し。しかし幼女で魔女・・・。空々の知らないところでまた人数が減ってたり。魔法少女のそれぞれの特性やらコスとステッキ他の人使えちゃうとか、後だしっぽいなぁ。最初の方の空々君のグロテスクとか、もうどういうものだったか記憶が遠い。四国編は暫く続くのかな。そして次は人造人間。

2019年7月26日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年7月26日]
カテゴリ ライトノベル

創元推理文庫のわりにはミステリよりもファンタジー色強め。さらに今読むとちょっと古臭い退廃的な青春もの。これを最初に読んでたら、他の作品には手を出さなかったかもしれない。展開が読みやすいが、もっと何かあるのでは、と期待し過ぎてた。

2019年7月14日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年7月14日]
カテゴリ ファンタジー

怪盗らしく活劇エンタメ。面白い。潜入してトリック仕掛けてピンチに陥るけど実は計算済みだったりで最終的に目的を果たすっていうと海外ドラマの「ホワイトカラー」思い出すなー。あれは詐欺師だけど。訳者あとがきに一瞬アレ?ってなった(笑)それなら冒頭から作り込んでおいてほしい。

2019年7月11日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年7月11日]
カテゴリ ミステリ

少しずつ異なったパラレル連作短編。姉が生きている世界では弟が亡くなっていて、弟が生きている世界では姉が亡くなっている。他にも夫婦、親子、親しい間柄の誰かの喪失。欠けずに揃っているからといって、満ち足りているというわけでもない。オリオンが印象的。今見ている光は、もう存在しない星なのかもしれない。読みやすいが、ちょっと掴み所のない話。

2019年7月11日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年7月11日]
カテゴリ 文芸

2011年の15周年のグループ魂のライブ本。メンバーそれぞれへの長文インタビューとライブ写真が満載でファンには嬉しい一冊。インタビューは自分の半生がメイン。生い立ちから学生時代、この世界に入ったきっかけ、この先やりたいこと。わりと真面目(笑)。

2019年6月20日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年6月20日]
カテゴリ 芸能

葉村晶シリーズ短編集。どれも面白かった。「副島さんは~」と表題作がわりと好き。直観、推理力、不幸中の幸い?に恵まれた探偵さん。にしても富山店長の人使いと警察の間抜けさには参る。ちゃんと言い返してる葉村さんえらい。あまり効いてないけど。四十肩・・・今度は四十肩か。そうかー。最初の頃に比べればまだ怪我や病気の頻度はマシだなと思ってしまったけど。四十肩もきついよね。同年代なのですごくリアルにわかる。お大事に。

2019年6月27日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年6月27日]
カテゴリ ミステリ

修繕屋さんが女性になって大江戸見物。あけっぴろげだなぁ。佐保風は東風。なるほど。しかし鬼火の旦那との関係が謎。兄弟子の距離感が謎。人によって男にも女にも見えるっていうのも、何か法則があるのかな。雀のお酒は味がわかるようになるまで飲みません、ていうスタンスはとても好ましい。百雷の妹も登場。この子修繕屋さんが女性だと思ったままだよね・・・。めちゃくちゃスキンシップしてたけど。真相知ったらどういう反応になるのだろう。

2019年6月29日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年6月29日]
カテゴリ ライトノベル

演劇人の方々との演技にまつわる対談集。野田秀樹、大竹しのぶ、中村勘三郎と、読んでるだけで胸熱。勘三郎さんとの対談は特に。ああ、ここから「ニンゲン御破産」につながってるんだなあ!と。そしてまたネタにされてるが、松尾さんが一番燃えたのは阿部サダヲが公演に遅刻した時(笑)いや当時は全然笑いごとじゃない。

2019年6月22日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年6月22日]

主人公美綾が意図的に鈍感でなんだかなぁ、と。恵まれてることに気付かない人って、本人に悪気なくても反感買うよなー。智佳の幽霊が見える云々も大学生にしては稚拙なやり口。こういう気の惹き方をする子、小中学生の時ならいたな。モノクロの八百万の神っていう設定は面白い。犬の姿を借りて人間になるための調整中。神様視点の人間というものとか。

2019年6月7日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年6月7日]
カテゴリ ライトノベル

前半は幼少時代。キヨがひたすら憐れ。流石に今は当たり屋のような事件は聞かなくなったが、親子の関係、周りの認知、介入の難しさ、社会への不満など、ずっと続いている問題と通じている。後半は青春時代。百合子さんのちょっとした演説は小気味良い。結局ゆうちゃんはさよならとは言わなかったし、百合子は生きて幸せだし、すっきりはしないが全部が当人にとって都合よく終わるよりはリアルだな、と。

2019年6月1日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年6月1日]
カテゴリ 文芸

「続 大きな約束」に続く家族の話。今作はいっそうじいじいと孫が重点的。東日本大震災が起こり、子ども達のためにどうするのが一番いいのか、考え続ける大人たち。暴れたりケンカしたり怪我したり病気になったりとかいじゅうたちから目が離せない。

2019年5月27日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年5月27日]

世界に忘れられたような空間で、淡々と紡がれる物語。失われたものと、寄り添うもの。ノブさんの店の、あのぴったりと嵌まる隙間のような居場所がほしい。子供の頃無作為に集めた宝箱の中身みたいな、懐かしさと寂しさと色々入り混じった感じ。

2019年5月25日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年5月25日]
カテゴリ 文芸

時々にやにやが抑えきれないので外で読むと危険。面白いし読みやすい。阿部サダヲ遅刻事件、「大人計画社長日記」でも長坂さん視点で描かれていたので興味深く。サダヲさんの事は大好きだけど、殴って正解だと思うわ(笑)。そしてあちこちでネタにするのも当然。類が友を呼んでいるのか朱に交われば~なのか、松尾さん周辺のオトナは遠くから見てる分には面白い。

2019年5月18日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年5月18日]

前巻までの渦巻く陰謀とまた異なった趣で、読み応えあり。冒頭はまた何かかましてくるなーと思ったらそう来たか。小梅は怪しく思えという書かれ方をしてるのでそう取っちゃうよ仕方ない。ていうかわりと大変なことが周りで起きてるのに雪哉に好意寄せてるなんて呑気か。そして真の金烏の本性が明らかに。前巻までの若宮の非道ぶりも納得せざるを得ない・・・。今回浜木綿さんが大変よいアクセントだった。小梅に苛々させられたので、こういうきっぱりした強い女性に救われる。ラスト、臣従の誓いが格好いい。

2019年5月13日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年5月13日]
カテゴリ 文芸

ほぼ仕事に忙殺される日々のあれこれ。合間を縫って孫の風太くんからの電話を受ける場面にほのぼのとする。岳一家が日本に帰国するかサンフランシスコに永住するか、子ども達のためにどうするのが良い選択なのか、悩ましい問題を背景に。岳物語、単純に好きだったけど、確かに当人にとっては嫌だよな。反抗期や思春期の問題じゃない。肖像権の侵害で訴えられても仕方ないし親子の縁を切られたっておかしくない。そんな葛藤があって、けれど重たさをあまり感じさせない文体で、さらっと読ませてくれる。粗製乱造作家など、とんでもない。

2019年5月11日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年5月11日]

前巻であれほど横暴だった時村燕也が、紺が女性とわかってからかなり柔らかくなっている。前巻は社会に抑え込まれた女性、というのが全面に出ていて鬱屈したけど、この巻ではまた別のコンプレックスがテーマか。燕也の友人が続けざまに。瑶介とのやり取りを紺を通して覗き見ながら邪推したんだけどそういう方向で合ってるのかな・・・。これくらいの、抑えてたのがちょっと洩れる感じの描写が好き。うららは瞬間移動とか治癒とか死んだ人の言葉とか色々便利能力あるな。紺に執着しているのがはっきり。色々対立構造が出て面白くなってきた。

2019年5月5日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年5月5日]
カテゴリ ミステリ

もう少し痛快な話を期待してしまった。大正時代、自由に生きることを許されない女の、恨みや呪い、開き直りとあきらめと。3話放蕩子爵の、心中した妹の真意は好きだった。
語り手の紺が相当鬱屈してるので、読んでてしんどいのかもしれない。
箱娘うらら、ファンタジー要素がちらっとありそうだがこの先どうなるやら。
にしても悩みを抱え箱屋敷へ向かう紺の描写は、某古書店へ向かう物書き先生を連想させる。タイトルやあとがきからして娘の入った匣を連想するので狙った効果だろうけど。

2019年5月2日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年5月2日]
カテゴリ ミステリ

ここに来て女皇との戦い中断。こんなとこで転換望んでないよ誰も。冒頭の行数稼ぎな心情整理くどかったなー。

2019年4月29日

ネタバレ
読書状況 読み終わった [2019年4月29日]
カテゴリ ライトノベル
ツイートする