チャグムの海を中心とした旅と、政治的なあれこれ。ほんとに歴史・政治が色濃くて、ファンタジーは影薄い。海上での祖父とのやりとりや、拉致られてからのヒュウゴやセナとの触れ合いが、いい影響になって後々まで活かされている構成が素晴らしい。しかしチャグムの父帝が憎たらしい。チャグムに比べると器が小さいというか・・・臨機応変さに欠けるんだろうか。残りページをにらみながら、これ人質のまま続くんじゃねぇの、と思ったら、意外な転向。チャグムの考え抜いた上での選択に、セナと同じく幸運を祈る。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2014年3月19日
- 読了日 : 2014年3月19日
- 本棚登録日 : 2014年3月19日
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