蒼路の旅人 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2010年7月28日発売)
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感想 : 411
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チャグムの海を中心とした旅と、政治的なあれこれ。ほんとに歴史・政治が色濃くて、ファンタジーは影薄い。海上での祖父とのやりとりや、拉致られてからのヒュウゴやセナとの触れ合いが、いい影響になって後々まで活かされている構成が素晴らしい。しかしチャグムの父帝が憎たらしい。チャグムに比べると器が小さいというか・・・臨機応変さに欠けるんだろうか。残りページをにらみながら、これ人質のまま続くんじゃねぇの、と思ったら、意外な転向。チャグムの考え抜いた上での選択に、セナと同じく幸運を祈る。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2014年3月19日
読了日 : 2014年3月19日
本棚登録日 : 2014年3月19日

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