絵本にまつわるオムニバス。落としてから救いあげるスカッとジャパン形式、と最初の1編でわかったので残り2編はやや気楽に。「光の箱」はミスリードに見事に引っかかってたので読後爽快感が一番。「暗がりの子供」は感受性の強かった子どものころを思い出す。「物語の夕暮れ」は水滴に映る風景の描写が良かった。蛍とかぶと虫の一連の話も。知らない内に誰かに人生を変えるほどの影響を与えているかもしれない。でも誰の役にも立たず、何も残さなかったとしても、生きることを否定したくないですね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸
- 感想投稿日 : 2019年7月27日
- 読了日 : 2019年7月27日
- 本棚登録日 : 2019年7月27日
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