miyukiさん  未設定  読み終わった 

東日本大震災を題材にしたアンソロジー。それぞれの作家が「詩」「短編小説」「エッセイ」などの形で表現している。この本が出版されたときはまだ、震災後1年もたたないうちだったので、作品にする方々も大変な思いの中で書かれたのではないかと察する。直接的に震災を扱った作品もあれば、全くそれには触れない作品もある。しかしすべての作品はあの震災を内包しており、読むものの心にずしりとくるものを感じさせる。震災を実際に体験した人も、直接的な影響のなかった人も「今」この時期の心を知るために是非読むべき作品集だろう。これから時が経て、数年、数十年後にこのような作品集ができるとすると、作家たちはどのような作品を発表するだろうか。またそれを読む我々はこの頃よりも少しでも精神的にも実質的な面でも前に進んでいるだろうか。

レビュー投稿日
2012年8月30日
読了日
2012年8月30日
本棚登録日
2012年8月30日
3
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