星々の舟 Voyage Through Stars (文春文庫)

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本棚登録 : 4298
レビュー : 446
著者 :
藍沢悟さん 小説   読み終わった 

連作短編集だからと言って侮ってははいけない。
全体的に重苦しく、読み進めるのがしんどかった。因みに村山由佳の小説はこれが初めて。
報われない恋の話で構成された今作は、どの話も印象的だったが、沙恵の話が妙に頭に残っている。生々しい描写が苦手なのだが、ラストの沙恵が自分の気持ちを押し通そうと決めた場面が恐ろしく思うと同時に凄く良いな、と思った。
また、重之の話が最後にあったせいか、辛い想いを抱えてきたこの家族に少しだけ光が射し込んだ気がした。

幸福とは呼べぬ幸せも、あるのかもしれない。そんな重之の言葉が心に強く印象残る。幸福の形は一つじゃない。人の数だけ、幸福の形があるんだな。

レビュー投稿日
2016年2月14日
読了日
2016年2月14日
本棚登録日
2016年2月14日
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